仮想通貨やNFT界隈で見かける〜.ethって一体何?
今回はこのような疑問に答えていきます。
【ENS】Ethereum Name Serviceとは?
Ethereum Name Service(イーサリアムネームサービス、略称:ENS)とは、イーサリアムブロックチェーン上のネーミングサービス「イーサリアム・ネーミング・サービス(ENS)」が提供するウォレットアドレスに分かりやすい名前を紐付けするサービスです。
この文字列はメタマスクのアドレスと紐づいてるため、送金先としてアドレスの代わりに使用できるほか、将来的にイーサリアムブロックチェーン上のサービスなどに展開されると見られています。
つい最近、ENSのDAO化に伴い、ガバナンストークンが配布されたのも記憶に新しいのではないでしょうか。
また、有名人の方もクリプト参入にあたり購入されるケースも増えてきています。
今でこそ知る人ぞ知るサービスですが、今後クリプトが発展し、日常的なものになった際、
ここではまず、ENS取得のメリット・デメリットを簡単にみていきたいと思います。
登録するメリット
アドレスの可読性、視認性が上がる
イーサリアムのウォレットアドレスは、「0x」から始まる42文字の英数字の羅列。
こちらは僕のウォレットアドレス。
長すぎて正しいかパッと見でわからない送金先はアドレスの記入ミスによる誤送金にも繋がりかねません。
しかし、このENSを登録するとどうでしょう。
こちらが僕の取得したENSです。
これだと可読性、視認性が上がり、スペルミスにも気づくやすくならます。これなら覚えておけますね。
メタマスクを使用する場合は、送金先のENSが存在するかどうかも確認できるので、誰も所有していない場合はエラーが出るので安心して使うことができます。
ENSはDNS(ドメインネームサービス)と同じく早い者勝ちなので、知名度が爆発的になる前に自分の好きな名前で取得しておくのがオススメです。
登録するデメリット
取得は有料
ENSの取得にはETHで支払う必要があります。
ENS価格目安表/年間
3文字 | 0.15ETH |
4文字 | 0.04ETH |
5文字以上 | 0.001ETH |
意味のある文字列で既に取得されていた場合は2次流通によってしか手に入らないため、高額になりがちなので注意しましょう。
更新が必要
年単位での登録のため、更新が必要になります。
僕は10年契約なので、10年後にリマインドセット済みです
登録内容の更新のたびにガス代が発生
登録の際に、TwitterをはじめとするSNSやメールアドレス等、様々な情報を紐付けることが可能です。
その都度設定するのでは、ガス代のお財布へのダメージがでかいので、できるだけ一回で登録しましょう。
ENSの取得に必要な準備
- 暗号資産取引所での口座開設
- メタマスクの設定
- メタマスクに仮想通貨を送金
上記の手順で準備を終えた上で、公式サイトにウォレットを接続すれば取得することができます。
以下で詳しく見ていきます。
暗号資産取引所での口座開設
まずは口座を開設しましょう。
取引所は国内外問わずたくさんの種類がありますが、海外は基本英語を理解して複雑な手続きを進めなければいけないという点でオススメできません。
オススメの取引所はコインチェック。
国内仮想通貨取引アプリDL数No.1でとても使い勝手がよく、僕もコインチェックを使ってETH(イーサリアム)を購入、送金しています。
一つアドバイスをしておくと、アプリで本人確認すると、手続きが煩雑になるので口座開設の際はPCで行うのがオススメです。
詳しくは【完全無料】コインチェックで口座開設する方法【5ステップで解説】をどうぞ。
メタマスクの設定
口座開設をしたら、続いてメタマスクの設定をしていきましょう。
Google Chromeの拡張機能の一つで、簡単にインストールできること、利用者が多いことなどから初心者にもオススメのウォレットになります。
なお、詳しいことは以下の記事にまとまってますので、インストールされる方は合わせてご覧になると、安心して設定を進められると思います。
メタマスクに仮想通貨を送金
メタマスクを設定したら、取引所からメタマスクに仮想通貨を送金します。
ENS価格表
3文字 | 0.142ETH(640ドル)/1年 |
4文字 | 0.036ETH(160ドル)/1年 |
5文字以上 | 0.001ETH /1年 |
ガス代が2回発生することも加味して考えると、少し多めに入金しておくのがオススメ
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ENSの取得方法
- 公式サイトにアクセス
- ウォレットを接続
- 好きな文字列を検索
- 契約年数を指定
- ENSの外部サービス設定
それでは順番に見ていきます
公式サイトにアクセス
上記のリンクから公式サイトにアクセスします。
ウォレットを接続
Google Chromeの拡張機能を選択し、メタマスクを接続します。
※この記事の画像ではトランザクションの直前にウォレットを繋いでいます。
好きな文字列を検索
自分の好きな文字列がまだ使用されていないかを確認します。
まだ取得されていない場合、左端が緑色に表示され「Available」と表示されます。
使用されているとこのように左端が黒くなり、ENSの期限が表示されます。
ENS価格表
3文字 | 0.142ETH(640ドル)/1年 |
4文字 | 0.036ETH(160ドル)/1年 |
5文字以上 | 0.001ETH /1年 |
アルファベットだけでなく、ひらがなや絵文字🐷まで対応しているそうです。
しかし、絵文字やひらがなは海外ユーザーのアドレスの可読性、視認性を損なうので、英語orローマ字が望ましいと思います。
契約年数を指定
個人的にはまとまった年数契約するのがオススメです。
僕は10年契約です。
右下の「Request To Regeister」をクリック
メタマスクでガス代をチェックし、「確認」を選択。
トランザクションを実行中…
リクエストが完了すると、他の人がリクエストしていないか確認し、以後の同じ文字列のリクエストをキャンセルしてくれます。
緑のバーが伸びて右端まで行けば、ENSの取得は完了です。
ENSの外部サービス設定
最後に自分のウォレットのアドレスに取得したENSを紐付けます。
ここでも一回ガス代が発生するので注意してください。
ENSドメインに関するよくある質問
- ENSとは?
-
ウォレットアドレスに分かりやすい名前を紐付けするサービスです。
- ENSの取得にかかる費用は?
-
3文字 0.15ETH 4文字 0.04ETH 5文字以上 0.001ETH - ENSはいつでも取得できる?
-
ENSの文字列は早い者勝ちです。
特に意味のある文字列は取得後、高額で二次流通に出品されるケースもあるため、欲しい文字列が決まってる方は早めに取得しておくのがおすすめです。
- 初めてNFTを買うなら何がオススメ?
-
ENSの取得がおすすめです。
ENSはNFTのため、取得後、OpenSeaのようなNFTマーケットプレイスで二次流通することが可能です。
まだ仮想通貨を持っていない方やNFTの購入方法について詳しく知りたい方はNFTの始め方を分かりやすく完全解説!をご覧ください。
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